まあるくこんがり焼けたホットケーキにバターをちょこんとのっけて、黄金色のメープルシロップをとろ~り。
もう、これだけで大満足な気分になれるホットケーキですが、そこに甘酸っぱいフレッシュフルーツなんて添えられていたらどうでしょう。
幸せで胸いっぱいになりませんか?
想像しただけでもぶわ~っとヨダレが…
わが家でいつも焼いている小菅陽子さんのホットケーキのレシピ(以下、基本のレシピ)をもとに、ホットケーキのアレンジについてまとめました。
参考 小菅陽子さんのホットケーキみんなのきょうの料理
ホットケーキ生地の
配合を変える
粉の配合アレンジ
小麦粉を変えたり砂糖を増減しながら作ってるよ
基本のレシピでは薄力粉 240g となっています。
薄力粉のみでも十分おいしいのですが、準強力粉や全粒粉を混ぜて作ると食感や腹持ちが変わっておもしろい!
いろいろ試してみましたよ。
- 薄力粉120g + 準強力粉120g
- 薄力粉120g+ 全粒粉120g
- 準強力粉240g
薄力粉のみだとふんわりさっくり、おやつ向き。
準強力粉を加えると重めの生地になり、腹持ちアップで食事向き。
全粒粉(薄力粉もしくは強力粉)を加えるとざっくり触感、おやつや食事向き。
比率はその時々で変えてますが、粉の合計は 240g になるように調節してます。
準強力粉の割合が多いとパンに近い風味になるの
薄力粉ドルチェ
お菓子作りでよく使われている国産の薄力粉。うちでは料理でも使ってます。
全粒粉2種類
お菓子作りでは薄力のもの、パン作りでは強力のものを使っています。
準強力粉
フランスパンなどハードブレッドを焼くのに使う小麦粉。中力粉に近いのでうどん作りにも使えますよ。
基本のレシピに甘い素材を混ぜ込むときは、砂糖を最大で半分(40g)まで減らすことがあります。
ただし、砂糖を減らすのは半分まで。
基本のレシピでは卵を多めに使っているので、砂糖が少なすぎるとパサついてかためのホットケーキになってしまうのです。
砂糖のもつ保水性はたんぱく質(卵)が固まるのを抑えてくれる働きをしていますから、加減には注意が必要です。
基本のレシピは卵多めなの。砂糖はあまり減らしすぎないほうがいいよ
液体の配合アレンジ
牛乳の代わりに豆乳や水を使って焼いてみました。
わが家の買っている卵は冬の間 MS サイズになることが多いので、卵の重さが50g( M サイズ)より軽ければ、液体を少し多めに加えて調節してます。
牛乳が足りない分をほんの少し( 15cc くらい)水で代用するのはOK。
牛乳より水の分量が多くなると……
まずくなってしまった
スポンジのような食感になりました。
許容範囲によるかと思うんですけど、牛乳 130cc + 水 30cc ぐらいで微妙な感じ。
液体をすべて豆乳に置き換えて作れます。
当然、豆乳風味になり、食感はやや重め。
準強力粉と豆乳のコンビで作ると腹持ち抜群!しばらくお腹が空かなかったです。
食感を軽くできないかと、豆乳 + 水 で作ってみたけど……牛乳のときと同じく微妙でした。
油脂のアレンジ
油分を控えたい場合は、テフロン加工のフライパンやプレートで油を使わず焼きましょう。
甘いトッピングでいただくときは、レシピ通りのバターで焼くのがやっぱりおいしい。
サラダなど、付け合わせによってはバターの代わりに太白ごま油で焼くことも。
さっぱりカリッと焼きあがってお惣菜にもよく合う風味に。
ふつうのごま油で焼いちゃだめだよ。香りのない太白ごま油でどうぞ
ホットケーキの
素材アレンジ
- ナッツ類
- 甘く煮た野菜
- ドライフルーツ
- チョコレート
冷蔵庫にあるものはわりと何でもいれちゃう。どの素材も合計25gくらいから様子をみて入れてみてるよ
ナッツ類
ローストアーモンドやクルミ、ピーカンナッツは砕いて加えます。
カシューナッツやスライスアーモンドは混ぜ込むより、トッピングのほうが香りが楽しめておいしかったです。
ナッツの香ばしい風味がたまらんのぉ
甘く煮た野菜
かぼちゃ、さつまいも、にんじんを甘く煮たものがあれば、粗くつぶして加えます。
レーズンやプルーンとの相性もよい野菜たち。
レーズンと合わせて 25g ~ 30g の範囲で加えます。
お野菜ね、いっぱい入れたらおいしかろーってどかどかっと入れたの…そしたらね、べっちょり気味のホットケーキになっちゃった~
ドライフルーツ
プルーン、アンズ(アプリコット)、フィグ(イチジク)は小さめに刻んで。
レーズンは、サルタナ、カルフォルニア、グリーン、カレンズ、枝付きといろいろありますよね。そのまま刻んで入れてもおいしいのですが、わたしはいつもラム酒に漬けてから使ってます。
クランベリーをラム酒に漬けたらね、めっっっちゃきれいなピンクになるんだよ!
ラム酒漬けレーズンを使う場合は牛乳(水分)を少し控えて作ると、生地がちょうどよいかたさになります。
チョコレート
大好きなチョコレート。
メープルシロップを仕上げにかけたいから、使うのはいつもちょい渋めの製菓用ダークチョコレート。
ブラウニーやガトーショコラを焼いていた頃はタブレットのものを使ってましたが、最近はそのままポイっと混ぜられる小さなものも。
板チョコは加熱するとき溶けすぎてしまうので、おやつやパン作りには使わないようにしてます。
チョコがちょこっと溶けて焼きチョコになった部分とかね、もうたまら~~~~~ん
あれこれのっけて
食べ方アレンジ
デザートとして
- 軽く炒ったスライスアーモンド、カシューナッツ
- イチゴ、オレンジなどの季節のフルーツ
- クリームチーズ
- バニラアイス
- はちみつ、メープルシロップ
- キャラメルクリーム
さすがド定番、どの組み合わせもおいしい!
シンプルにバターとメープルシロップでも満足。
わが家の場合、ホットケーキが食事代わりになることも多いので、何かしらのっけてます。
チョコレートソースがないのは、チョコチップ入りで焼いてることが多いから。
アーモンド入りのホットケーキにイチゴのっけてメープルシロップちょろり、とか、最高にうまかったなぁ
お食事として
お食事風でなら、ホットケーキにハムやソーセージをのっけてケチャップをかけるのもいける!
なじみのない見た目ですかね(笑)
風味はアメリカンドッグと似てます。
他、ベビーリーフやレタスなどと一緒にサラダでいただくときは、シーザードレッシングなどのクリーム(チーズ)系ドレッシングが合いますよ~。
おわりに
進化を続けるホットケーキ
いつも食べているホットケーキのアレンジいろいろ。
まだまだ、進化中。
ドライジンジャー(しょうがの砂糖漬け)やピンクペッパーをほんの少し加えてピリッとさせるのとか面白そうじゃないですか。
あとあと、アボカドのっけたり、自家製キャラメル作ってたらしたりとか。
あまり過激なのはちょっと……
ホットケーキのレシピが安定せず、あれやこれやと試作している最中は、アレンジまで気が回りませんでした。
子供の頃ははかりも使わずすべて目分量で適当に作っていたのだ。当然、おいしくないときもあってね……
これぞ!というレシピが見つかり、ずっと同じレシピで焼き続けたら、自然とアレンジも増えてきました。
いろいろ目移りしちゃうけど、同じレシピで作り続けるのも大切なんですよね。
しみじみ思う。
今後もあれこれ試してみて「おぉー!」ってのが見つかるたびに追記していきますね。