10月末、マンションから戸建てへの住み替えを決めました。
家を建てようと思うの
この一言を発する2週間前までは、今のマンションであと数十年は暮らしていこうと尽力していました。そんなわたしの姿を見ていた夫にとって、この一言は青天の霹靂だったに違いない……と思いきや、
それもいいね！で、どんな家にするの？
あっけらかんとした夫の反応に脱力。
こっちがびっくり（笑）
何千万円もの買い物しようか、って問いに即答で返してくるとは。うん、まぁ、こういう人だったよなぁ。いきなり否定しないあたり、とてもありがたい。
マンションから戸建てへ住み替える理由
無印良品の家に
決めるまで
どんな家を建てたいか？
猫たちと快適に暮らせる家であることが大前提。
他に何があるか考えてみました。
……が、意外とあんまりない。
どんな家にしたいのか、家族で意見が分かれることもあるかと思います。
うちの場合、夫からのリクエストは「ハンモックを設置したい」のみ。
家は好きに決めていいよ
もっと他にないのか聞いたところ、ほどほどのメンテナンスで快適に暮らせるならなんでもよくて、家の形状にこだわりはないのだそう。
わたしはサンルームのある三角屋根の小さな家がいいな
にゃんこ大好き鳩時計が壊れた？！
賃貸暮らしが長かったこともあり、夫婦とも部屋に暮らしを合わせることに慣れていて、家に対してこれといった要望がほとんどありませんでした。
強いて言えば……
庭にカボスの木を植えたい！
カボス、好きなんです。
生れ故郷の木を植えて、青々と枝を伸ばす様子を眺め、実る果実を楽しみながら暮らせたらなぁと考えています。
どこに頼む？
家を建てるとなると、
- ハウスメーカーに頼む
- 設計事務所に頼む
- 工務店に頼む
- キットを取り寄せて自分で建てる
あたりが一般的でしょうか。
いやいや、最後のキット取り寄せってなんなの？
スモールハウスなら自分で建てるのもありかなぁって
わたしの実家は設計事務所、夫の実家は工務店（地元の大工さん）に頼んで建てていて、その様子を子供ながら覚えています。かれこれ30数年前のことなので、現在は仕組みが変わっているのかもしれませんね。
今回は、好きに選んでよいということで、主にハウスメーカーについて調べてみることに。
雑誌やネットで調べてまわり、自分が住んでみたいと思った候補はふたつ。どちらもフランチャイズの工務店が建てるタイプで、ハウスメーカーというのとはちょっと違いました。
ひとつはログハウス、もうひとつは窓の家。
どちらもシンプルに暮らしを楽しむタイプの家です。施工例や維持費用など、地域差はあれどそれなりにメンテナンスの手間と費用はかかりそう。
最後は勘頼み
退職後は大分県の実家へ帰ることも考えていますが、帰らないのであれば終の棲家になる予定の家。
終の棲家とか考えると、なんかプレッシャーかかっちゃう
情報収集に使ったのは書籍やネットの情報。
とにかく膨大な情報量でして、整理しながら読んでいても、量がすさまじい……たくさんありすぎて調べ疲れしてしまいました。
毎晩遅くまで調べてたよな
何を基準にして決めればいいかわかんなくなってきた……
知識だけが増えていって頭でっかちになりつつあったんですよね。
このままじゃどうにもならん、ってことで、気になったモデルハウスを見てまわりました。
その結果、あっさり「窓の家」に決定。
決め手は、
ピン！ときたの
言葉で表しにくいのだけど、
「あぁ、これだ」
って直感が働いたんです。
条件をいろいろ並べて考えるより、実物を見て触るのがよかったのでしょう。
さっくり決まったな
窓の家ってどんな家？
直感で決めた窓の家、どんな家なのか。
窓の家は無印良品がつくっている住宅です。
建てるのはフランチャイズの工務店さんだよ
初めて見たとき、窓が窓らしくない、と思いました。
サイトの写真と実物、モデルハウスの屋外と屋内、どこから見ても、窓が窓じゃないみたい。
風景を切り取るような形をした窓と、三角屋根が窓の家の特徴です。
標準の仕様と設備、外壁は少しずつ変更されているのだそう。
無印良品の家は建具が統一されているのがいいですね。すっきりしていて、ひとつひとつ建具を選ぶのが面倒だと思っていたわたしにはぴったり。
コンパクトサイズの窓の家 つくば店
2019年現在、窓の家のモデルハウスは全国で11か所。
新旧含めそれぞれに特徴があり、写真で見ていても参考になるのですが、実物を見るのも楽しいですよ。
無印良品の家では、窓の家（木の家）に住んでいる方々のご自宅を見学できるイベントが開催されてます。どんな風に暮らしているのか実物大で見せていただけるってすごい！
いきなり見学会は緊張してまともに見れないかも
どこを見るといいのかもわからないうちに見学会に参加するのもどうかと思い、まずはモデルハウスに行ってきました。
見学したモデルハウスは、茨城県つくば市にある窓の家。前日電話で見学予約をしておいてから向かうことに。
参考 窓の家つくば店無印良品の家建物の後方に事務所と打合せルームが併設されていて、外観はちょっと長め。
建って1年少し経ったくらいとのことで、外壁はまだピカピカの真っ白！
すぐ横に大きめの道路があり、交通量もそれなりに多い場所にモデルハウスは建ってます。それなのにね、建物に入るとピタリと音が止んで静かなんですよ。
電車の通過音にも気づかなかったな
玄関の写真撮り忘れました
家に値札がついてるなんて（笑）
実際に建てるとなると、付帯工事や外構工事に手続きやらなんやらの金額が上乗せされるから、もっと高くなるのだけど。
値札あると安心するねぇ
窓の家での暮らしを想像する
暮らしの視点からモデルハウスを見てみましょ～。
ここから妄想タイムー
設定は休日の朝。
まずは、「おはよう」とベッドから起き上がったところ。
「誰かいるかな～」とベッドそばの内窓から見下ろしてみる。
「誰もいないなぁ～」
むむっ、リビングからテレビの音が聞こえるぞ。
こちら側の内窓からリビングは見えないけど、気配はわかるのね
すっきりと片付いたキッチンカウンターが見える。
ごはん作りながらつまみ食いしてるの、ばれちゃいそうだ
「お腹が空いてきた。なんか作ろう」
簡単にベッドを整えて、着替えを済ます。
ベッドの窓位置は高めにしないと朝はまぶしそう？
フリースペースの内窓からリビングを見下ろして、ソファで寝落ちてる家族を発見。
ささっと洗面をすませて、下りてこう。
てな感じですかね～。
コンパクトなサイズはマンション暮らしと大差なく、ちょうどいい。
今回は2階のみです。
中途半端やな
時間の都合でゆっくりできなくて、1階は別の日に撮影しました。
モデルハウス1階編は次回へ続きます。
季節限定？！モデルハウスは朝夕の見学がおすすめ
おわりに
新しいおうち、猫たちもびっくりするでしょうね。
まさか、自分が家を建てることになるとは思ってもみませんでした。
なんの準備も心構えもなくて、10月から勉強しつつの家づくり。
考えることが多すぎて混乱しかけた時期を乗り越えて、落ち着いてあれこれ決められるようになりました。
建てることが決まってから、とんとん拍子に打合せが進み、現在は土地の契約、工事請負契約まで終えています。
猫たちとのんびり暮らせる家を目指してがんばるぞ。
