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老後を見据えた住まいの選択、マンションから賃貸への住み替えを選ばなかった3つの理由

キャットタワーで日向ぼっこをする猫

人生のスタートは団地住まい。

そこから戸建て(親が建てた)、賃貸アパート、賃貸マンションを行ったり来たりしながら現在の分譲マンション(持ち家)へとたどり着きました。

平均すると3年ごとに引越すくらいの頻度で、今の市内だけで4回、今度の戸建てへの引越しが5回目となります。

賃貸アパートの窓際に仔猫が2匹座って外を見ている
2001年賃貸アパートの頃

ずっと身軽な賃貸住まい。

家というものが好きで、いろんな部屋に住んでみたいと転々としながらの暮らしを気に入ってました。

分譲マンションの区分所有者(オーナー)となったとき、数十年はここに住むんだな、と腹をくくった感じがあったにもかかわらず……

エトコ
エトコ

えー!またお引越し?!

そーなんです。

家を建てることになったのでした。

なぜ賃貸住宅へ戻らなかったのか?

この記事では、分譲マンションから賃貸へ住み替えをしなかった3つの理由についてまとめています。


賃貸住宅で
ずっと猫と暮らせる?

戸建ての2階ベランダ際の窓辺にて2匹の猫がくつろいでいる
実家(戸建て)の窓辺にて
エトコ
エトコ

元気なうちは老後も猫暮らしを続けたいの

分譲マンションや賃貸は、今後も猫暮らしが続けられるとは限らないんですよね。これがわが家にとってはとても大切なことでした。

わたしが賃貸を選ばなかったのは以下の理由から。

  1. ずっと猫と暮らせる住まいを確保したい
  2. かかりつけの動物病院のそばに住みたい
  3. 老後も部屋を借りられるかわからない

どういうことなのか、もう少し深くみていきましょう。

1.ずっと猫と暮らせる環境の確保

賃貸アパートの窓辺のキャットタワーに3匹の猫がのっている
日当たりがあまりよくなかった部屋

これまで住んでいた賃貸の部屋はペット可の物件でした。現在のマンションももちろんペット2匹まで可。

賃貸はオーナーの気が変われば、もしくはオーナーの世代交代などによりペット不可になる可能性があります。

マンションもしかり。

マンションの場合、入居当初はペット可だったのが、住民の反対多数でペット不可になることがあります。

うちのマンションは、ペットを飼っている世帯数が総世帯数の4分の1未満。何らかのトラブルでペット不可になる可能性は否定できないのです。(現住マンションの管理規約の変更は総会で4分の3世帯以上の賛成が必要)

エトコ
エトコ

わたしの住んでる地域でもペット不可になってしまったマンションがあるの

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2.徒歩圏内にかかりつけの動物病院を

うちの猫たちはずっと同じ動物病院で診てもらっています。

とても頼りになる獣医さんがいて、スタッフの方々の対応も温かく、用事もないのにふらりと寄りたくなるような病院です。

わたしがネットや本で得た情報をもとに、あーだこーだと質問攻めにしてしまうことがあるのですが、嫌な顔をせずひとつひとつ丁寧に返答してくれるんですよ。

できるだけこの病院へ通いたい。

だけど、今の住まいからは車がないと無理。

緊急時に歩いて動物病院へ行けたらな、とずっと思っていました。

そこで、賃貸物件がそばにないか探してみたのですが……

なーい。

あるけど、分譲マンションの賃貸。

エトコ
エトコ

賃料高すぎっ

そもそも賃貸系のものが分譲マンション以外はないところに、動物病院が建ってるんです。

エトヲ
エトヲ

近所が戸建てばかりだったんだよな

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3.老後もずっと借り続けられるか

出窓の座布団、マッサージチェアのかごの中、キャットタワーの上でそれぞれ猫が寝ている
日当たりのよい部屋にてお昼寝中

賃貸物件は高齢になると借りにくくなると聞きます。

更新を断られたりするのだとか。

エトコ
エトコ

もし自分がオーナーだったら、って考えてみるとね…うん、まぁ、わかる

わたしたち夫婦は団塊世代ジュニア、常に競争率の高かった世代。

高齢者でも賃貸物件を借りられる時代がくる?

本当にくる?

賃貸でペット可の物件はどこも割高ですよね。賃料だけでなく敷金も1か月~2か月増し。老後の資金で借りられるかしら。

どうにもペット可の物件が、年金暮らしの家計でまかなえる価格帯で借りられるとは思えないのです。

エトコ
エトコ

わたしたち世代の年金ってドカッと下がりそうだもの

エトヲ
エトヲ

もし自分が古い賃貸アパートの大家ならどうするかだな

仮に20年後、 自分が 大家の立場だったら「手持ちの物件をどうするか」について考えてみました。

物件の修繕管理にはとてもお金がかかります。ペット可の物件は築年数が古いものが多く、建物が古くなればなるほどその修繕費は跳ね上がるのです。その分を誰が負担するのでしょうか。わたしならできるだけ家賃に上乗せするよう考えます。

また、古すぎる建物を安値で貸し出すより、建替えて新築物件で貸し出すほうがよいと考えるかもしれません。この場合、現住民の更新はせず全室退去をお願いするでしょう。

人口が減り借り手がいないのであれば値を下げてまでギリギリの運営はせず、さっさと廃業してその時代に合った土地利用を考えるのも一手。例えば、水道設備を備えたトレーラーハウス専用駐車場なんてどうでしょう。

エトコ
エトコ

ずっと猫暮らしを続けるなら賃貸住宅では難しいんじゃないかな

老後の賃貸事情が今後どうなるかなんて、自分ではどうにもならないことに期待していてもしかたないのです。

修繕管理の大変さを実感した体験談
マンションのベランダから見える風景 マンションから戸建てへ住み替える理由

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おわりに

年金の減額は確実と言われている時代に、老後も猫暮らしを続けたいというのは贅沢なことなのでしょう。

でも、そのために今のうちから準備できることがあるならやっておきたい。

老後のことを考えると、なんでもすぐそばにあるマンションが便利。生活を小さくできる賃貸がよいことだってありますよね。

エトヲ
エトヲ

将来、戸建ての中古がぐーんと値下がりして誰でも購入できる時代もくるんじゃないか?

それもいいよね。猫と暮らす人々が、老後も安心して過ごせるような住まいを確保できる世の中になればいいといつも考えています。

うちの場合はやっぱり猫との暮らしが最優先。猫たちのいない暮らしってないなー、というのが夫婦で出した結論でした。

住まいを考えるとき、迷ったり悩んだりして動けなくなってしまったのなら、何のリスクが最も怖いのか、または、最も大切にしたいことは何なのか、リストにしてみると自然と答えがみえてきますよ。