たまに立ち寄る書店のとあるコーナーで見かけた「大人の塗り絵」。
フランスではコロリアージュと呼ばれ、働く女性のストレス解消にも役立つのだとか。
初めて見かけたとき、ハマって大変なことになりそうな予感しかしなかったので、その日はぎゅっと目をつむって帰宅しました。
数日後、別の用事でその書店に立ち寄ることがあったのだけど、すでにかのコーナーは危険エリアとして認識済み。
そこら近辺は通らず遠回りで用事を済ませ、そくさと帰路につきました。
だって、ちらりとでも見たら、なんやかんや理由をつけて手に入れてしまうでしょう?
これ以上物を増やしたくないなぁ
なんて思っていたところだし、そういうときは意識的に目を向けないようにしなければ!
それから2ヶ月間はすっかり忘れて過ごしていましたよ。
えぇ、ちらっとも思い浮かびませんでした。
それなのにー!!
昨日ふと思い立ち、迷わず、しかも小走りで書店のあの禁断コーナーへ向かった私は、ほくほく♪と満面の笑みを浮かべ『ひみつの花園 』をお持ち帰りしてしまいました。
がーん。
意志の弱さにややげんなりしつつも、まぁ、すっきりしました。
いつも物を買うときは迷いに迷うのに、今回は一切迷わなかったから。
何かに突き動かされた感覚は戸惑うけれど、こういうのもたまにはよいのかもしれませんね。
何事も挑戦、これから塗り絵を楽しんでみます!
したいことがあるなら、さっさとやっといたほうがいいよ
さて、今回の行動について、起爆剤になったのは何だったのかなぁ?自分の行動について考えてみました。
たぶん、それは学生時代からコツコツ集めていた色鉛筆の束を見てしまったから。
なんとなく買ってみた無印良品のセット、
誕生日プレゼントにもらったダーウェントの水彩色鉛筆、
好きな色だけ買い集めていたステッドラーの水彩色鉛筆。
これらはお菓子の缶に入れて本棚にしまってありました。
たまーに色を塗りたくなったときに使ってたくらいなの
一昨日、久しぶりに不要になった本をまとめて処分しようと隠し本棚を眺めていたとき、うっかりそれを手に取って開けてしまったのです。
その瞬間、昔の想いがポンッと弾けたのだと思います。
学生時代、下手なりにも絵を描きたくて、初心者向けの絵の本など数冊を参考にしながら練習してみたりもしていました。
けれど、独学でどうにかなるレベルではなく(デッサンが崩壊していましたからね…笑)、だんだんとつまらなく感じるようになってしまい続かなかったのです。
鉛筆画を観に行くのは好き、自分でも書いてみたい!でも習いに行く気力はないなぁ、という程度でしたが。
絵を描くことに楽しい思い出がなかったからかなぁ
心穏やかにシンプルライフをおくりたいと思っている私としては、不用意に物を増やしたくはない。
けれど、色鉛筆にまつわるあれこれの過去の気持ちをすっきりさせるためのアイテムなら喜んで受け入れてみようと思います。
今回、懐に飛び込んできた、ひみつの花園はじっくり時間をかけて楽しんで、ほろ苦い思い出となっている絵の描き方の本を4冊手放すことでアイテム増減の帳尻合わせとなりそうです。
黙々と塗っていると、忍び寄る魔の手、ならぬにゃんの口。
色鉛筆のお尻をかじる、舐める、飛びつく、最後はゴロンして上目遣いで
「撫でさせて、あ・げ・る?」
邪魔しにくると思ったよー
にゃんをいなしつつ、これだけ塗れました。
肩がゴリゴリこるけれど、楽しい!始めてよかった!
今塗っているのは「ひみつの花園」です。
参考 トップページジョハンナ・バスフォードオフィシャルサイト著者のHPです。
ぜひギャラリーを覗いてみてください。完成作品がずらり並んでいて見ごたえがありますよ。