先日、具合の悪かったダーウェントの水彩色鉛筆クリムゾンレーキ20。
もしかしてコピー用紙との相性が悪かったのかもしれません。
そこで今日は持っていたクロッキー帳に試し塗りをしてみました。
その結果、ざらっとした紙質だとひっかかりはありますが、色はのりやすいことが判明。どうもコピー用紙を使っていたのがいけなかったようです。
使う紙を変えて
試し塗り
使用した色鉛筆
使用したのは、
- クリムゾンレーキ20
- インペリアルパープル23
ついでに質感の比較もしてみたくて、
ステッドラーの水彩色鉛筆も合わせて試し塗りをしました。
- カラト124-29
- カラトアクェレル125-6
ダーウェントとステッドラーカラトは22年前のもの、カラトアクェレルは現行品です。
ダーウェントの紫は23番の一本しか持っていないので、紫系は全種もっているカラトアクェレルのなかで一番色が近かった6番を選びました。
使う色鉛筆に合わせた紙を使おう
上の画像は、塗り方と筆圧を同じに揃えて塗ってみました。
- ダーウェントは柔らかくてきめが細かくふんわり質感
- カラトは少し硬めできめが粗くざらっとした質感
クロッキー帳では、クリムゾンレーキの不具合ってなんだっけ?ってくらい当たり前のように色がちゃんと出ました。
つるつるのコピー用紙とは相性が悪かっただけなのね
クロッキー帳に塗ってみると、ダーウェントの水彩色鉛筆をドライで使用するのに、コピー用紙は向かないことがわかりました。
ダーウェントの水彩色鉛筆は、少しざらっとした紙質の塗り絵本に使うと本領発揮できそうなので、視点を変えて塗り絵本を選んでみるのもありだと思います。
逆にカラトは、コピー用紙に使うときめの粗さがそこまで気にならなくなるので、つるっとした塗り絵の本には使えそうです。
紙を変える以外に試すこと
紙を変えても色が出にくいときは、芯を大幅に削ってみてください。
水彩色鉛筆の芯先を濡らして使っていた場合、芯にカビが生えてしまうことがあるようです。きちんと乾燥させて保管していたのであれば大丈夫そうですが……。
しまうときにそこまで考えつかなかったよ~
22年もののカラトのうち数本は、ダーウェントと同じように色がつきにくくなっているものがありました。それらは芯を削ることで、再び色が出るようになったのです。
水彩色鉛筆の芯を大きく削るのは勇気がいりますよね。
水彩色鉛筆は芯だけ水に溶かしても使えるよ
おわりに
水彩色鉛筆は水で溶いたときの発色が素晴らしく、ドライのみで使うことってどれくらいあるのかを考えてしまいました。
芯が硬すぎて紙を選ぶのも少し困りものですが、水で溶いて(または色鉛筆の先を湿らせて)使うことが前提なのであれば、硬くてもそう不便はないように思えます。
今回、塗り比べてみて思ったのは、ドライ使用での混色はちょっと避けておきたいなぁ……てこと。ダーウェント、ステッドラーのどちらもドライだと濁りが気になってしまいました。
クロッキー帳だからこの程度の発色なのか、経験が足りてないのかはわかりません。
今回、隠し本棚の奥から出してきたクロッキー帳。これもまた水彩色鉛筆と同じく22年前から使っているものです。色鉛筆の本を見ながらデッサンの練習していたものからイラストまで、なんでも自由気ままに描きとめたものがちょろちょろっと。
ときには友人の落書きなんてのもあって、今見返しても面白い。
刺繍やビーズ編み用のデザイン画も描いてありました!
そういえば、ペンを渡せば何かしら絵を描いてくれる夫のイラストが見当たらない。
のんびりしてるときを見計らって色鉛筆を渡してみようかしら。