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アンカーとDMC、段染めレース糸の比較

上:DMC Art.19 Special Dentelles(スペシャルダンテル) 下:Anchor Artiste Mercer(マーサー)

近くの手芸店にDMCやアンカーのレース糸は置いていますか?

わたしの住んでいるところでは、手芸店にレース糸の取り扱いがあったとしても種類が少なく、DMCやアンカーのカラー糸は置いていません。

都内まで脚を延ばすと取扱店はありますが、交通費より送料の方がお安いとあって、通信販売でレース糸を購入することがほとんどです。

通信販売ではたくさんの種類から選ぶことができて便利な反面、画像とは色や風合いが違っていて失敗することもあります。

「だいぶん雰囲気が違うなぁ~」とは思いながらも、これまでじっくりと糸を見比べることはありませんでした。

そこで!今回、手元にある糸を並べてみることにしました。

見比べたのは、DMCとアンカーの80番段染めレース糸です。80番ほどの細さでクロッシェレースは編まない(細すぎてわたしは編めません💧)ので、タティングレースでの視点になります。

グラデーションの違い

アンカーマーサーAnchor Artiste MercerとDMCスペシャルダンテルSpecial Dentellesの紫、青、緑のグラデーション糸を重ねている

どうでしょう、色の違いがわかるでしょうか。

どちらもツヤ感があり、ずらりと並べるととてもきれい。

DMCレース糸のグラデーション

DMCの糸は、濃→薄→白へのゆるやかにぼかしていくグラデーション。

濃淡の差がはっきりしています。

ぼかし具合がとても美しく、優美な印象の作品ができあがります。

アンカーレース糸のグラデーション

アンカーの糸は、濃→やや薄く→白でぼかしてあるというより、きっちりと色が分かれたグラデーション。

濃淡の差はあまりありません。

まるで3色の糸を使って作ったような、すっきりとしたできあがりです。

色合いの違い

アンカーマーサーAnchor Artiste MercerとDMCスペシャルダンテルSpecial Dentellesの青、緑、黄色のグラデーション糸を重ねている

色合いもDMCとアンカーでは違います。

これは作品のできあがりに大きく影響を与えるので選ぶときは図案に合ったものを選びたいところです。

色合い比較
  • DMCの糸は、落ち着いたマットな色合い。クラシカルなデザインに向いてます。
  • アンカーの糸は、明るく透明感のあるクリアな色合い。可愛らしいデザインに向いてます。

レース糸の購入先

いつも利用しているのは越前屋とドヰ手芸です。

参考 越前屋のホームページ越前屋

越前屋では講習会や教室のほかに、刺繍の展示会の案内なども掲載されてます。

刺繍の展示会などは意識して探さないとなかなか目にとまらないので、買い物ついでにさらりとチェックできるのはよいですね。

参考 越前屋のネットショップ越前屋

わたしは関東圏に住んでいるので神戸までは気軽に行けないのですが、近くに行く際にはぜひ寄ってみたいドヰ手芸さん。

参考 ドヰ手芸のホームページ刺繍とレース編み 神戸・ドヰ手芸

(2018年追記)

アンカーマーサー80番段染め糸は2016年に廃盤となりました。越前屋では取り扱いが終了したようです。ドヰ手芸では3色のみ販売されています。

越前屋は最初にこの記事を書いた2008年の時点よりタティング用品の取扱点数が増えますね!

越前屋とドヰ手芸、両店ともタティングレースを始めるにあたっておすすめの道具を全て揃えられるよいお店です。