昨日から今日にかけてずっと悩んでいた2色使いの糸始末。
「TATTED FASHION」に掲載されている小花をつなげたモチーフでコースターを作ろう!と思ったのが一昨日。
程なく小さな小花がひとつ完成したものの、糸始末の部分がきれいに収まらずモコモコしていました。このままではモコモコが邪魔でカップが安定せず、コースターとしては使いづらそうです。
「どうしましょう?」と本棚をひっくり返して辞書を片手に頭をひねっていました。
タティングレースの
いつもの糸始末の仕方
編んだのは、真ん中からリング→チェインを繰り返すと小花ができるチャートです。
わたしはボンドを使わない糸始末をいつもしています。
リングとチェインを1色で作る場合は、2本の糸端をしっかり結んで目に入れ込む方法。
リングとチェインを別の色(2色)で作る場合は、4本の糸端を2本ずつ結んで目に入れ込む方法で、リングと同じ色の糸端をリング、チェインと同じ色の糸端をチェインに入れ込んでいました。
め、目立ってる
4か所に分けて目に入れ込んではいても、リングとチェインに糸端を入れ込んだところの目が歪んでどうにも不自然。
気にしているから、よけいに目立って見えているのかもしれませんね。
タティングレースの
いろいろな糸始末の仕方
とりあえず、和書と洋書で紹介されていた糸始末を片っ端から試してみました。
- 最初のリングの芯糸に糸玉の端を添わせて結び目の中にしまう方法
- 針を使って目を作っていく糸始末(糸始末部分のみシャトルを使わないタティング)
- 最初に2色をしっかりと結び合わせてから、最初のリング→チェインに結び目を隠すようにして結んでいく方法
- しっかりと結んで、ボンドで貼り付ける方法
ふむふむ。。。思っていた以上に、いろいろな方法があるのですね~。
本によって様々で、これといってきまりはないようです。
糸始末のみ針でタティングする方法
あまりお洗濯をすることのないドイリーであれば、結び目を作らずに針でタティングをして糸始末(La Frivolite DENTELLE AUX NAVETTESに掲載)がおすすめです。
画像で説明されている本の通りにすると、どこで糸始末したのかがわからないほどきれいに仕上がります。
今回作ろうと思っているのはお洗濯回数の多いコースター。
使っているうちにほどけてきては困るので、あれやこれやと迷った挙句、無難に1色で作ることにしました。
ボンドを使わない糸始末3種
和書では『タティングレース 新しい世界』にボンドを使わない糸始末の説明があります。全部で3種類。
タティングレースの技術書としておすすめです。
写真とともにイラストの図解も載っていて、理解しやすいよう工夫されています。
洋書の編み図のみではわかりにくい部分を読み解くときに役に立ちました。
- チェインの両側にリングを作る方法
- ジョセフィン・ノット(半月ジョセフィン)
- ロック・スティッチ
- 見かけのピコ
- ビーズの入れ方
- 見かけのリングの作り方(ビーズをシャトルに巻き込まない方法)
- ブリッジング(見かけのチェイン)
- スプリット・リング
- クルニー・タティング(クルニー・リーフ)
- ダブル・ピコ
- スクエア(ブロック)
- 糸始末の方法3種(ボンド不要)
- ピコを鎖編みで縁取りする方法
- 2色のリングを重ねながら作る方法
- スパイラル・スティッチ
- ノード・スティッチ(リック・ラック、ジグザグ)
- 国際標準記号と略語
レース糸比べ
いろいろな糸始末を試すついでに、手元にある数種類の糸を使ってみました。
参考までに画像をアップしますね。
それぞれの糸に特徴があるのですが、説明していると長くなるので色味の違いや結び心地などは詳細は省略します。