今回は『わが家の場合』を例にご紹介します。
ノートをつけ始めたのは2014年の春からです。
始めた頃は小さなノート(手帳)に書いていました。書くのに慣れてくるとメモしておきたいことが増えてきて、今はA5サイズのルーズリーフを使ってます。
ノートを置いている場所は、記録を続けていくのにとても大切な要素です。
記録したデータをどんな風に見直しているかも書いてますので、よかったら参考にしてみてください。
手軽に始められる市販のノートもあるよ。もくじでジャンプしてみてね!
健康管理ノートの
置き場所
何度か引っ越しをしていますが、ノートの置き場所は常に決めています。
記録する習慣を絶やさないようにするために。
わが家にはラビとファムそれぞれに専用のケージがあり、横に並べて置いてます。
ちょっとごついのですが、災害時のことも考えて9年前に設置しました。
大きめの揺れのときは、すぐさま猫たちをケージにポイッ。
中にいる猫たちにケガがないようにがっしりしたつくりのものを選んだので、本体が移動するほどの大揺れがきても安心です。
このケージの上にホームセンターで買ってきた板をのせて、猫のフードとノート置き場にしています。
キャットフードを出したらすぐその場でノートを開いて記録。
気がついたことがあったら一緒に記入しています。
健康管理ノートの内容と
一緒に置いているもの
ノートと一緒にとじてるアイテム
健康管理ノートの表紙の裏に、診察券や保険証、フードの比率表をクリップで留めてます。必要なものはここに揃っているので、病院へ向かうときはこのノートをバッグに入れればOK。
どんなに動揺していても、うっかり忘れないためのひと工夫。
夫が動物病院へ連れて行くときは「ノートごと持っていってね。」と頼めばよいので楽ちんです。
ノートのそばに筆記用具も置いておく
ノートを開いたらすぐに書きこめるよう、鉛筆と消しゴムもセットしてます。すぐそばに鉛筆削りまで。わたしは鉛筆が好きなので、他の書きやすいものでいいと思います。
ペンでも鉛筆でもなんでもよいんだけど、フリクションボールペンはちょっと注意が必要だよ
フリクションボールペンはとても便利ですよね!ちょちょっと間違えを消せるのがいい。
過去に記録するのに使ったことがあるのですが、早いときは数か月後にメモしたものが消えていて焦りました。冷やせば文字が浮き出るんです。でも、出先で見たいところが消えていたら困るので記録ものには使わなくなりました。
実際に記入している内容
ノートを開いて、左はファム、右がラビのページです。
時系列を合わせるため、左右が同じペースで埋まるように記入してます。
うちの食事時間は1日4回。高齢になるにつれて歯が悪くなり、食べづらくしていたおばあちゃん猫たちがいた頃の名残で、そのままの習慣が続いてます。
過去の記録と
検査結果や領収書は
別のファイルに保管
1年に1度、古くなった記録分をネコログ(2穴ファイル)に移します。
年に2度の血液検査の結果や、ワクチン接種の証明書、診療領収書もここへまとめて保管しています。
3年以上経過したものはファイルから外して処分します。
かかりつけの動物病院では、血液検査の結果をプリントしてもらえるので、年ごとに比較しやすい。(画像では折りたたんでます)
このときはラビがあまり水を飲まない時期で、脱水気味になってないか心配で調べていた頃です。
猫の様子が
いつもと違うとき見直す
ただ記録していくだけでなく、猫が不調のときには見直してます。
こちら は昨年(2018年)末、ラビがごはんを食べなくなった頃の記録です。
12/25から3日間食事量が大きく減ってしまいました。
普段と変わらない様子で日中を過ごし、食べたそうにしているのに、フードを出しても食べきれない様子。その何日か前から急に毛玉が増えていて、「なんか変だ、おかしい。」と思ってました。
3日ほど様子をみて病院へ連れて行き、点滴をして、胃腸薬のお薬をもらって帰宅。(ラビ自身が)毛づくろいに頑張りすぎて、飲み込んだ毛で胃腸炎を起こしているんじゃないか、という診断でした。
その後は順調に回復して、あっという間に復活!
ラビ、神経質だからね、気をつけておかないと…
こちらが2017年12月中旬あたりの記録。ほぼ同じ症状ですね。
ごはん食べなくなって、病院で点滴、毛玉吐き出すのパターン。
2016年、2015年のラビ記録ではなんともなく過ごしてたようです。
もともとの胃腸の弱さに、老化現象からくる内臓機能低下もあるのかもしれません。来年は12月に入ったころから、ブラッシングを強化しとくかな。
こんな感じで、気になったら見直すの
管理ノートは
書きやすいもので
余ってるノートでどうぞ
お片付けをしていて途中まで使ってたノートがでてきたら、飼い猫の健康管理ノートでも作ってみませんか。
過去の記録からある程度の予想ができていれば、突然の事態にも多少は冷静に対処できるはずです。
記録しているノートがあるというだけでも心強いものです。
もっと手軽に始められる市販のノート
自作しなくても市販のノートを使うと簡単。
毎日の記録をとるなら『にゃるすケアノート』がおすすめ。
体重、食べたものや量、排便の有無、ちょっとしたメモなど、毎日チェックすべきことが簡単に書き込めるようになってます。
わたしが記録している内容とほとんど同じ。
1冊で2頭の記録を書き込めます。
本体サイズが 幅106×高さ153mm で、ロイヤルカナンのスケジュールブックと同じサイズです。
毎日は記録しないけど、気になることがあったときにメモできるノートです。
こちらは写真ポケットがついていて、L判写真10枚収納できるようになってます。
思い出の写真だけでなく、書類としての写真も用意しておくと役立ちます。賃貸や集合住宅に住んでいると猫写真の提出を求められることも。いざというときすぐに用意できる写真も保管できるのはいいですね。
どちらのタイプも動物病院を変える機会が多かったり、ペットホテルや他の家に預けるとき、またはペットシッターにお願いするときにも便利に使えます。
少し大きめA4サイズの健康手帳です。毎日の記録というよりは、半年おきの定期健診の記録を残しておくのにちょうどよいくらいのボリューム感。いざというときに持ち出しやすいカバー付き。