飼い猫がさりげなくピトッとくっついてきたり、不意にひざに乗ってきてくれるとなんだか嬉しい気分になりますよね。
うちなんてもう、夫がデレデレ。
鼻の下をびょーんてのばしまくって喜んでます。
デレデレとかしてない。ちょっとうれしいだけ
そんなくっつく猫の心境はというと、そう単純なものでもなさそうです。
猫が飼い主にくっついてくるのには、いくつか理由があります。
猫たちの性格や飼い主との関わり方によって変わってくるので、まずは日頃からよく観察してみましょう。
猫たちを見ていると、とても甘え上手なのがわかってきます。
あれは天然の策略家だな、うん。
この記事はうちの猫たちを観察していて気づいたことを書いてるよ
一般的に言われている『猫がくっついてくる理由』を読んでいて、「うちのコはそこちょっと違うなー」 というところがちらほらあったのでまとめました。
「うちのコはどうかな?」と考えながら読んでみてください。
思わぬ発見があるかもだ
くっつく理由は
ひとつじゃない
ねこ暮らしを始めたばかりの頃は、猫の気持ちがよくわかりませんでした。
それが、ずっと一緒に暮らしているうちに、いつのまにかなんとなく気持ちが伝わってくるようになってきました。
長らく猫と暮らしてきた経験からみて、うちの猫がくっついてくる理由は、次の4つの要素が混ざり合っているようです。
- ただ甘えたいだけのとき
- 飼い主の注意を自身に向かせたい
- なんとなく具合が悪く、不安な気持ちのとき
- 多頭飼いの場合、自身の立ち位置を誇示したい
1. 『甘えたいだけのとき』は、安心したいだけのときもある
飼い主(わたし)の顔を見上げて、ゴロゴロのどを鳴らしながらくっついてくるのはかまってほしくて甘えているとき。どの猫でもよくあることで、とてもわかりやすい。
とびきりの笑顔で、思う存分ナデナデしてあげます。
ゴロゴロ甘えられると飼い主も嬉しい
ゴロゴロのどを鳴らさず、くっついてくることもあります。
飼い主の体の一部にそっとくっついて、そのまま長い時間をそこで過ごすとき。そんなときは安心したい気持ちなだけであることが多いようです。
ナデナデしてもちっとも喜ばないどころか、さ~っと離れていくことも。
猫がそっとくっついてきたときは、触れないでおくことにしてます。
2. 『飼い主の注意を向かせたい』は、やきもちだけでなく要求も
飼い主が作業をしているときにペタペタ触って邪魔してくるのは、やきもちをやいているだけでなく要求している場合もあります。
たいていは飼い主のひざに乗ったり、お尻をくっつけたうえで、飼い主が注意を向けている対象にちょっかいを出してきます。
もっともわかりやすいのは、かる~く猫パンチを繰りだしてくるとき。
要求をエスカレートさせないようちょろっと対処がポイント
猫が「遊びたい!」やら「お腹空いたメシ出せ!」などの要求モードでくっついてくるときは、うんざりするほどしつこい。(笑)
要求モードが発動したら作業は諦めて、猫とちょろっと遊びます。
3. 『具合の悪いとき』は、そっとひきこもる
猫がくっついてきたとき、最も注意が必要なのはこのタイプのとき。
猫がそっとくっついてきたかと思えば、いつの間にか姿が見えなくなった(または、狭いところに引きこもっている)ときは、具合が悪くて不安に感じていることがあるようです。
飼い主(わたし)から離れたあとに、他の猫のいない部屋や、キャットケージの猫ベッドのなかに引きこもってしまった10歳の猫がいました。
引きこもってからひと晩ごはんを食べず、翌早朝に高熱が出て大慌て。緊急入院となりました。峠宣告までされたのですが、なんとかギリギリで命を落とさずにすんだのです。
10日ほど入院して無事に帰ってきました。できる限りの手を尽くしましたが原因は不明のまま。その後、何事もなかったように元気に過ごしました。
姿が見えないと気づきにくいよね
パッと見でわかるような体調の変化がなくても、くっついてきたあとに姿が見えないようなときは、放っておかず気にとめて様子をみることにしてます。
4. 『多頭飼いで誇示したい』は、他の猫より優位に立つため
家族に迎えてしばらく経った子猫や若い猫によくみられました。
猫たちにとって 、飼い主はトップの(力関係では一番強い) 存在ですから、その膝をひとり占めすることに意味があるようです。
飼い主のひざにいる猫は「ふふふ~ん」て得意げな表情で他の猫をみてます。
先住猫が遠慮しちゃう猫だと、抱っこの順番って難しい…
多頭飼いになると、飼い主は先住猫を優先する行動が増えますよね。自分もかまってほしい、とのやきもちもあるのではないでしょうか。
先住猫がやきもちを焼かない程度に、若い猫を抱っこしてあげてます。
どれにも
当てはまらない猫
どんな風に甘えるかは猫の個性によりけり。
当然、上記の例に当てはまらない猫もいます。
うちの新米にゃんこファムです。
新パターン発見
常にといっていいくらい、くっついてまわるんですが「飼い主のやってる作業を観察したいだけ」のようです。
誇示したいというのもあるような、ないような、判断しかねる感じ。
興味がなければ、近くで寝転がって狸寝入り(ほとんど起きてる)してます。
猫の手を貸したがるのはちんまいときから。