先日より編んでいたのはキッチンマットでした。
縁編みのうねり方が、「必死に編みました!」と言わんばかりです(笑)
裂いた布で編むのはかたくて手が痛くなるの。途中で何度も手をプラプラほぐしながら編んだよ
使った布の選び方と石畳編み
裂き編みは、細く裂いた布を糸代わりに使うので、編みあがりが布色より暗めになります。
布を選ぶときに、できあがりのイメージより2トーンほど明るい色を選んでみたら、イメージに近い色合いのマットができました。
この編み方は”石畳編み”というものだそうです。
縦に横にと編んで斜めに編み進めていきます。
途中でどの向きで進んでいるのかわからなくなって、何度も解いて編んでを繰り返していました。
自分で使うのだから、まぁ、いっか
糸を切らずに最後まで編めて、畝編みだけなので編み方は簡単です。
でも……、段から目を拾うとき、どこに針を刺せばよいのかが分かりづらくて相当迷いました。
参考書代わりにしている本をじ~っと見て考えてもわからずじまい。
マットとしての使い心地はよい
おぉ~。
すごくきれいにできたね。夏用の玄関マットにしないの?お風呂マットもいいね、この踏み心地すごくいい!
がしがし踏む夫。
いつもより若干、興奮気味。
布で編んでいるので厚みがあり、踏み心地も抜群。
さわやかな色合いはよいけれど、このよたつき具合ではとても玄関には……恥ずかしいぞ。
踏み心地に吸水性も十分だけど、この色で今からの時期のお風呂には……寒々しいなぁ。
毛糸のような柔らかさはないけれど、足で踏むとさらりとしているのにじんわりとあたたかい感じがする、不思議なマット。
熱を伝えにくく、汚れてもじゃぶじゃぶ洗えるほど丈夫そうなので、細く裂いた布で鍋敷きやグラタン皿のマットにもよさそうです。
あ~……でも、もしかすると、埃が気になるかもしれないですね。
厚手の鍋にぴったりのサイズに編むと、鍋での保温調理に使えるかも。
バスタオルでくるむのと同じぐらいの保温力がありそうですもの。
気軽に洗って干せるように、縁編みの途中でループを作ってみました。ループの部分を物干し竿に引っ掛けて使います。
きっと、本体の重みでびよ~んと伸びるのでしょうね。
このあと洗ったら、のびました~…本体を竿にひっかけて乾かしたほうが変形しなくてよかったよ
編み図と使用糸
まったくの初心者向けの本ではないかもしれません。
基礎の編み方は写真で詳しく書かれていますし、長編みの目の揃え方のコツなど、きれいに編むためのポイントがちらほら載っています。
棒針やレース編みでしかできないと思っていた模様などが、編み方を工夫することで、こういう風に表現できるのだなぁ~と勉強になりました。
デザインも素敵なものばかりでこのなかからいくつか挑戦する予定です。
本体はかぎ針8号、縁編みはかぎ針7号を使いました。
使用生地は1cm幅にカットした大量のコットンです。
ほつれやすいリネンなどの生地や厚地のものはははよした方がよいです。
裂いたところの糸が絡まりやすく、編み進めるうちに布幅が変わってしまうことも。
きれいめのに作るなら、明る過ぎるほどの色の薄手のコットンがおすすめ。