わが家の猫たちがもれなく反応するテレビ番組、それは……
NHKで放映されている『岩合光昭の世界ネコ歩き』
動物写真家の岩合光昭さんが世界各国の猫たちを撮影している番組です。
この番組、猫を引きつける何かがあるんですよ。
なぜあんなにも猫たちの反応率がよいのか。
番組を見ている猫の様子が面白くて、ついつい写真に撮ってしまう飼い主さんも多いのではないかと思います。
それとなくスマホカメラ用意しつつ見てるよな
ちなみに、動物ものだと他には『ダーウィンが来た!』もたまにみるのだけれど、こちらにはまったくの無反応。
ヤンバルクイナにちょろっと反応していたくらい。
ドアップで映し出されたヤンバルクイナに飛びついてたよ
猫と一緒に楽しめる番組っていいですよね。
岩合さんといえば、初監督作品の『ねことじいちゃん』も猫が楽しめる映画かもしれません。
2019年2月に公開された当初すぐに観に行って、ほわぁ~となり、今またじわじわ観たくてたまらなくなってきた作品です。
この記事では、わが家の『世界ネコ歩き』視聴猫たちの様子とともに、映画『ねことじいちゃん』もご紹介します。
わが家の
ネコ歩き視聴猫たち
『世界ネコ歩き』が始まるとソワソワ反応しだすわが家の猫たち。
ラビはテレビの表からだけでなく、裏をものぞいて画面に映る猫たちの姿を探していました。
猫の視点では立体に見えてるのかな?!
わが家では一番熱心な視聴猫のファム。
ずっと見ていて気づいたのは、若い猫ほどテレビ前にへばりつき、老猫に近づくにつれて皆テレビの横に座り、飼い主のほうを眺めるスタイルに変化するってこと。
うめも初めて『世界ネコ歩き』をみたときは、画面の猫たちに向かってペチペチしていたんですよ。
それがいつの間にか、テレビの横に座って『世界ネコ歩き』を視聴しているわたしたちを見るようになっていました。
これはこれで落ち着かないなぁ
あったかい気持ちになれる
『ねことじいちゃん』
岩合さんが監督をされていると聞いて、そそくさと観に行った『ねことじいちゃん』
あらすじはこんな感じ。
2年前に妻に先立たれ、飼い猫のタマと暮らす大吉、70歳。毎朝の日課はタマとの散歩、趣味は亡き妻の残した料理レシピノートを完成させること。島にカフェを開いた若い女性・美智子に料理を教わったり、幼なじみの巌や気心知れた友人たちとのんびり毎日を過ごしている。しかし友人の死や大吉自身もいままでにない体の不調を覚え、穏やかな日々に変化が訪れはじめた矢先、タマが姿を消して――。
一人と一匹、生まれ育ったこの島で、共に豊かに生きるために下した人生の選択とは――?
『ねことじいちゃん』公式ホームページより
岩合さんの『世界ネコ歩き』はとても好きなんですが、はたして映画ってどうなの?おもしろいの?と思っていました。
なんの心配もいらなかったよ
おもしろいというより、気持ちが和む映画でした。
「はぁぁ、疲れたなぁ。なーんもしたくない」
こんな時におすすめ。
心がトゲトゲ、カピカピしてるときにもいい。
トゲがポロポロとれて、心に潤いがもどってくる。
そいや『世界ネコ歩き』では寝落ちするスリル満点ものが好みの夫も『ねことじいちゃん』は寝落ちせずに観ていました。
いやいや、いつもちゃんと起きてるから
大画面に映し出されるゆったりした島の風景と、猫たちや島の住民のゆるゆるした空気感がなんとも心地よい。
猫たちの映像がよいのはもちろんのこと、
じいちゃんたちがそりゃぁもう!おいしそうにご飯を食べるんですよ。
食いしん坊にはたまらんっ。
魚料理、特にお刺身をめっちゃ食べたくなるので、準備しておくと安心です。
観客の度肝を抜くような演出とかはなくて、ゆっくりリラックスして観られる満足度の高い作品でした。
まだ観ていない方はぜひどうぞ!
映画の続きが出るの楽しみにしてるんだけども
原作の『ねことじいちゃん』はコミックエッセイ劇場で連載されていて、部分的に読むことができますよ。
ねこまきさんのほんわかした作風がとてもかわいい!
『ねことじいちゃん + 番外編』も楽しいのでぜひどうぞ。
参考 ねこまきコミックエッセイ劇場実はねこまきさんの塗り絵本もあったりします。2018年に開催された『ねこ画展』の会場にて見かけていました。