ついつい食べすぎる発芽玄米はコチラ 

水彩色鉛筆の経年劣化と思ったら…

ずらりとクマちゃん勢ぞろい。

寄り道しながら進んでいます。

実は問題が発生しまして、今日は混色テストをしていました。

まずはサンゴ礁(?)を寒色系メインで、海藻を暖色系で塗り分ける予定でした。

前回は適当すぎたので、今回はちゃんと配色も考えて。

サンゴ礁を塗り終えて、海藻を塗り始めたところでそれは起こった!!!

というか、気が付いた…赤がおかしい、と。


塗り比べて
劣化を調べる

問題の海藻をズームアップ!

下部の茶色部分はただの失敗です。

見えづらいですが、赤の混色部分に色がうまくのらないのです。

真ん中の紫の海藻部分、本当は赤紫にしたかったけれど、赤を重ねてもつるつるすべって色がでない~。だれか~た~す~け~て~…とか言っててもしょうがないので、さっそく塗り型を作って他の色と塗り比べてみました。

型を使い筆圧を揃えて混色テスト

型は3色混用の肉球タイプと2色混用のクマちゃんタイプ。

今日はクマちゃんでいきます。

クマちゃんを正面から見て左耳が最初に塗った色(ベース色)、右耳は後から塗った色(重ねた色)です。

問題の赤はダーウェント水彩色鉛筆、クリムゾンレーキ20。

12色セットの唯一の赤、使えないと困るなぁ。

赤の混色をズラリ拡大してみてました。

単色で塗っても色が出ないので、ちょっと強引に鉛筆の角度を変えながら塗り込んでいたらなんとか色がついたものの、傷もついてしまいました。

試しに出ている芯を全部まるっと削りなおしても変わらず、つるつるすべって色が出づらい。

他の色と比べて混色テスト

赤系がだめなのかと思って、赤よりの橙ディープバーミリオン14での混色もお試し!

左のクマちゃんは黄色と赤、右のクマちゃんは黄色と赤よりの橙。

どうですかね、左のクマちゃん下部の部分はほとんど赤がのっておらず、黄色が目立ちます。

結論、ダーウェント製品だから?

22年前の代物ですし、お菓子の缶に入れてしまいこんでいたのですから、経年劣化かもしれないと思ったんです。

でも、他の色は普通に塗れるからなんかおかしい。

ネットで調べたところ、ダーウェント製品は色鉛筆の芯が硬く、つるつるの紙質とは相性が悪いということがわかりました。

もしかして、ただ単にクリムゾンレーキの芯だけが硬すぎたのかもしれません。

これって……不良品?!

でも実際、経年劣化はおこることもありそうなので、古い色鉛筆を贈り物にするときには注意が必要ですね。

ちなみに、水彩色鉛筆はステッドラーのカラトより柔らかく、たいして筆圧をかけなくても濃く塗れます。紙に吸い付くようにするする色がでるので、赤のつるつる具合の違和感が半端なかったんですねぇ。

ドライで使うと色のりの点ではカラトのほうがムラなくきれいですが、水でのばすとダーウェントの方がクリアで好み。

腱鞘炎にはなりたくないので、カラーソフトあたりで狙いを定めるか…?!(笑)


塗り絵本と画材

クマちゃんの混色テストのやり方は「はじめての色えんぴ」を参考にしました。

とてもかわいい参考イラストで描きたい意欲を刺激されます。

ある程度デッサンのできる人で、どういう色を加えていけば自然な陰影がつけられるか、など絵を描いたことのある人向けのアドバイス本だと思いす。絵を描くことに苦手意識があり、目で見た物体の形(輪郭)をどう表現すれば(線でとれば)よいのかがわからないわたしにはいまひとつの内容でした。

ただ、塗り絵をするにあたって色の選び方や重ね方はとても参考になります。いちごを7色で塗っているなんて初心者の私では思いつかない!


【2017/10/17追記】

ダーウェントウォーターカラーペンシルの新しいセットを入手したので、新旧をざっと比較してみたところ、劣化というよりロットによる変化なのではと思えています。

詳細な記事をアップしたらこちらへもリンクを張ろうと思ってますが、検索で調べていらっしゃる方がちらほらみえるので取り急ぎ追記としました。