『Fairy Shampoo Adult Coloring Book』はなんだかクセになる塗り絵みたい。
こんな塗り方どうかな~?ってひらめいたとき、ちょっと試し塗りするのに使いやすい本なのです。
塗り絵をはじめて1~2年経った頃から「こんな風に塗ってみたい!」って思いついても、ついついいつもの塗り方で済ましてしまうことが増えてきました。
慣れた塗り方が楽でいいんだけど、たまには冒険してみたい。
わーーーっと塗りたい欲求がわいてくることない?
計算なし、考えなし、こんな塗り方楽しそう!ただそれだけで塗れるのが
『Fairy Shampoo Adult Coloring Book』 っていう塗り絵本。
愉快な塗り絵
『Fairy Shampoo』
リラックスして塗れる
お気に入り過ぎて塗ることができない本があります。
塗るのに緊張感をもたせる本というか、こっちが勝手に怖気づいてしまう本。
もったいないとは思うのだけど、変に塗って「失敗したぁぁぁ」てなるのがおそろしくて。今のところ線画を眺めているだけで満足しています。
逆に、同じくお気に入りなんだけどサクサク塗れる本もあります。
線画を見てイメージがぱっと浮かびやすいからでしょうか。こちらはどんどん塗りたくなります。
『Fairy Shampoo Adult Coloring Book』 は ひらめきで塗っていくマンダラ塗り絵に近い感覚の塗り絵本です。
お気に入り度はそう高くはないのに塗っていて楽しく、いろいろひらめく!不思議な存在です。肩の力を抜いてリラックスして取り組めているからだと思います。
紙質や線画の印象
筆で擦りすぎなければ水彩色鉛筆も大丈夫。筆で擦りすぎるとモロモロしてきます。
ポスカやペンも裏に染みたりしないので、ペン塗もできますよ。
ざらっとした紙だから発色のよい色鉛筆はもちろん、発色のよくない色鉛筆でも塗りやすい。
この線画は抽象的な絵は苦手って人には向きません。
「これはなに?」って考えすぎず塗れるのがこの線画のいいところなのです。実物の色にとらわれやすく、その殻を破りたい、「もっと自由に色を使いたい!」と思う人に向いてます。
頭に花咲かせたヘンテコな線画なんだけどね……塗りはじめるとヘンテコワールドに感化されて解放感を味わえるの
危ない塗り絵みたいに聞こえるぞ
まー失礼な(笑)危なくないですよ。
線画で見た印象と、塗り始めて感じる印象がずいぶん違うってことです。
線画を見て思いついたままの色をのせていくことができるって、なんとも気持ちがよいんですよ~。
この本はべた塗りの似合う雰囲気でもあるし、パステルでふんわりとか、線の印象が強いから水彩でさらっと塗るのもいい。
線が太いタイプのイラストはポスカの中太あたりで線を全部なぞってモノクロ仕上げにするのも楽しそう。
ページをめくるたびにアイディアがわいてくる、わたしの感覚に合った内容なのだと思います。こういう本に出合えるとすごくうれしいし、ますます画材にはまりそうでおそろしい(笑)
KUMの色鉛筆
試し塗り
今回はKUMの色鉛筆24色のなかから黄、青あたりの色を選んで試し塗りをするつもりで失敗しました💦
最初、背景のポスカ(フューシャ)に合わせるつもりで黄色と青色中心に塗っていこうと決めてました。
が、いきなり黒(画面真ん中左の星のところ)から塗ってしまって(←ここですでに脱線)、途中でちょっと飽きてきて、フューシャに近い赤紫とかなら追加してもよいかな~、それなら黄と青でできる緑も使っちゃえとかナントカカントカで、すっかり初心から遠く離れたところで完成となりました。
KUMの色鉛筆、24色全部使っていないので一部での感想となります。
落ち着いた色で軟らかめ、混色はまぁまぁできて重ね塗りもしやすいです。
細やかなグラデーションはつけにくく、ポリクロモスのように単色の濃度で色のバリエーションを増やすような塗り方には不向き。
あれこれ試してみて、背景のフューシャには この青い葉っぱとかなり黄よりのオレンジが似合うなと気づきました。
もう一度塗り直せるなら、この色たちだけで塗りたいなぁ。
別のページでリベンジするかも?!
今度は脱線せずに、2色だけで塗ってみたいな