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タティングレースでスパイラルステッチのコツ

今作っているブックカバーと一緒にプレゼントしようと、カバー用ステッチの合間にタティングで栞作りを始めました。

まずは40番のレース糸で試作

40番のレース糸で編まれたタティングレースのしおり

本番はDMC80番のレース糸で作ります。

この栞は一筆書きのような図案で初めての挑戦。

失敗しそうなポイントをつかんでおきたいので、まずは40番の糸で試しに作ってみることにしました。

この本の図案は絵で描かれていて、洋書を見ながら編むのが初めてでもわかりやすい。和書のように丁寧な解説はないので、ピコつなぎの部分などはその時々で考えなければいけません。

本体は小さいリングや大きなリングを引き締めるのに苦戦しながらも何とか完成🎵

ブックマークとして使えそう

編みあげたままだと栞としては軟らかすぎるので、後でしっかり糊付けしましょう。

ハードカバーの本に挟んでみると、本に負けないほどの存在感を発揮してくれます。

文庫本サイズにはごつすぎる感。

80番の糸ではもう少し薄く、繊細な雰囲気になるはずなので邪魔にはならないかな。

薄い栞だとたまに本に埋まってしまうことがあるのですが、このサイズならその心配もなさそうですね。

分厚く紙がペラペラの単行本なんかに挟んでおくとページに跡がつきそうな気もしますが…

スパイラルステッチのコツ

タティングレースのスパイラルステッチの失敗作

さて、ここまでは順調にきましたが、問題はここから。栞本体の先についている紐部分をスパイラルステッチで作らなければなりません。

何度やっても左右によじれる

困ったことに、本を参考に作ってみても変な塊ができたり、うねうねしてしまったり(画像上)お手本の写真のようにきれいならせん状にはなりませんでした。

そこで家にある書籍を片っ端から調べて、試して、考えて、1時間ほど経った頃に、なんとな~く”目を移さない前の半目”のみで一つ一つゆっくりと結んでみたのです。

そうすると、「あらまぁ、びっくり!」綺麗な曲線ができるではないですか~(画像下)。

なぜなのかはわかりませんが、目を移さないで結んでいくと、糸の捩れがちょうどよい具合におさまるようです。

ポイントは左手をゆるめること

糸の動きをじっくりと見た後で、”目を移して前の半目”のみでスパイラルに再挑戦してみると、ゆっくりですが上手に作れるようになってきました。

左手の指先でつまんでいる既にできている目の糸を、”気持ち程度”回しながら(糸を持つ指先をほんの少しゆるめながら)結んでいくと、ごつごつした塊ができないことがわかりました。

左手でできあがった目をぎゅっとつまみ過ぎていたのが原因のようです。

うまくいかないと右手の動きばかりに注目しがちなんですが、実は左手を少し動かしてみるだけで解決することもあります。

糸の動きをよく見て、糸がくるっと丸まりすぎないように左手を動かしながら結んでゆくのです。

うまくできないときは太い糸で練習を

言葉では説明しづらいのですが、もしスパイラルステッチがうまくできないときは、20番くらいの太い番手の糸で糸の結び目がどう動いているのかをゆ~っくりと見てみることをおすすめします。

これでスパイラルステッチは(自分的には)ばっちり!

心置きなく80番糸の栞作りに取り掛かります。


編み図と使用糸

使用糸は、 COEUR VERT 白、ベージュ です。