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猫の丸型爪とぎを手作り|ダンボールを切って丸める作り方

手作りした丸い形の猫の爪とぎとキジトラソックスの猫

箱タイプの爪とぎは使い始めて5年ほど。

10年前から作っているのは今回の丸い形の爪とぎです。

初めて作ったときは今よりもっと不格好で、ゆるゆる巻き。できた!て持ち上げた瞬間、真ん中が抜け落ちるという……いくつか作るうちに慣れてきて、きれいに作れるようになりました。

今回は丸い形の爪とぎの作り方とコツをご紹介しますね。

ネットで買い物すると送られてくる、大小不揃いのダンボールを使って作ります。

同じサイズでたくさん作って、カバーをかけて椅子替わりにしたり、猫の水飲み容器の台にしたり、ちょっと変わった使い方としては観葉植物を置く台にしたり。

ボロボロに使われた猫の爪とぎにサバトラソックスの猫が前足をついている
どの猫もよく使ってくれたボロボロ爪とぎ

直径38cmのほどよいサイズと安定感で猫たちのお気に入り。

ボロボロになったらひっくり返して、両面ボロボロになったら処分しています。

ダンボールをくるくる巻きにしているだけなので、ガムテープをはがせば簡単にバラバラにできて、これまで処分方法に困ったことはありません。


クルクル巻いて作る
ダンボール爪とぎの作り方

つぶして平らにしたダンボール箱の上にラグドールが座ってこちらを見上げている
分厚くないダンボールを選んでにゃ

用意するもの

  • ダンボール
  • カッターナイフ(ハサミはだめ)
  • 定規(あれば金属のもの)
  • カッティングマット(床を切らないように下に敷くもの)
  • ガムテープ(布、紙どちらでも)
  • 猫(いると幸せ)

使うダンボールはなんでもよいのですが、注意することがあります。猫の苦手な柑橘類のものが入っていたダンボールは避けたほうがよいでしょう。せっかく作っても使ってもらえないかも。

カッターナイフの代わりにハサミは使えません。ハサミでカットすると、爪をとぐ役割をする断面がつぶれてしまうからです。

ダンボールで作ってみよう!

  1. 箱を切り開いて切り線を引く
  2. 切り線に沿ってカットする
  3. 折り目をつける
  4. どんどん巻いていく

1.箱を開いて切り線を引く

ダンボール箱の一つの辺を示している
スーパーに置いてある箱もよし

箱の横1辺だけ切って、平らに開く。

平らに開いたダンボールに切り線を引いている
なるべく強い折れ目のないところを選ぶ

できあがる爪とぎの高さ分の幅を測り、鉛筆かペンで切り線を引く。

エトコ
エトコ

切り線ってのは、カッターで切るときのガイド線のことだよ

線を引くのは表裏どちらの面でもよいです。

今回の爪とぎは 10cm高さ。

使いやすそうな面を選んで線を引いてます。

ダンボールをカッターで切断したあとの断面
ダンボールをカットしたあとの断面

ダンボールを切ったとき、断面の中芯紙が波状に見えるように線を引きます。

ダンボールをカットしているところを邪魔するラグドール
モソモソするたびダンボールが動く……

いろいろと邪魔が入りますが、上手によけながら線を引きましょう。

無視し続けても……

2.線に沿ってカッターで切る

ダンボールの端でひっくり返って暴れているラグドール
かまってもらえずひとり遊びを満喫(?!)

おかまいなしに邪魔を仕掛けてきます(笑)

ダンボールをカットしたもの
1~3は長さ別に分けたもの

猫を巻き込まないように、切り線に沿ってカットします。

3種類の長さに切り分けました。

深めの段ボール箱を使うと長い辺のものがたくさんとれるので、巻く作業の効率がアップします。

ダンボールをカットしたものを角からみたところ
カットした角からみたところ

長い辺のほうに波状の中芯紙が見えていればOK、次に進みましょう。

ひとつくらいなら、辺をの向きを間違えていてもかまいません。下の画像に示したようにとぎにくくなる部分が少しできる程度です。

エトコ
エトコ

この次が爪とぎをきれいに作るコツだよ

3.ダンボールの凸凹に沿って折り目をつける

カットしたダンボールに折り目がつき軽く曲がっている
黒い点線の間隔 (波状の凸凹に合わせて) で折る

カットしたダンボールに軽く折り目をつけておきます。

きっちり折るのではなく、かる~くかる~く折るだけです。ペコッ、ペコッ、とした感触が指先に伝わるくらいで十分。

ここは飛ばしてもよいのですが、このあとの巻き作業が楽になるうえ、仕上がりの美しさにも違いがでます。

新旧の爪とぎを並べて比較している
左が8年前、右が最近作った爪とぎ

奥の爪とぎは軽く折り目をつけてから巻いたもの。隙間なくきっちり巻けています。

手前のは折り目をつけていないので、ところどころ隙間があいてしまっています。でも、ちゃんと使ってもらえているので大丈夫。手間なら飛ばしましょう。

4.短いものからきつめに巻いていく

ダンボールをカットしたものを巻いてガムテープでとめている
はじめからきつく巻いていく

はじめは短いものから、順に長いものへと巻き進めます。

円周が長くなるとゆるみやすくなるので、円周が短いうちからギュッっと引き気味に力を入れて巻いていくといいですよ。

巻き終わりはしっかりガムテープで留めて、ゆるまないように。

ゆるゆるで巻いていくと、途中で真ん中がポッコリ抜け落ちてしまうことがあります。そうなると悲しいので、ギュギュっと頑張りましょう。

ダンボールを巻いたものを継ぎ足している
巻き始めと終わりでガムテープをつかう

継ぎ足して巻き始めるときもガムテープで留めます。

ひとつ巻き終えるごとに、ガムテープで留めるのですが、このとき段差ができないよう少しずらして平らにして巻き始めると、凸凹にならずきれいに巻き上がります。

ダンボールを巻いて作った小さめサイズの猫の爪とぎ
ダンボール2個では仔猫サイズ

使う猫のサイズに合わせて、ちょうどよいくらいのところまで巻けたら完成です!

猫に作った爪とぎを使ってもらうために

せっかく作った爪とぎも、使ってもらえないとがっくりきますよね。

ダンボールで爪とぎをしたことがない猫に使ってもらいたい場合は、最初だけ飼い主が手伝ってあげましょう。

またたびを使うのも手ではありますが、なくても覚えてくれますよ。

まず、ダンボール爪とぎの上に猫をのっけて、猫の前足に飼い主の手を添えて爪とぎのポーズを繰り返すだけ。

一度で無理でも、何度か繰り返すことで覚えてくれます。

少しだけ猫の爪を出して、爪とぎポーズを繰り返すのもおすすめ。爪がひっかかることで「ここで爪とぎするんだな!」って瞬時に理解します。

エトコ
エトコ

してほしくないことは、ちっとも覚えてくれないのになぁ

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おわりに

測って、切って、丸める手間はかかりますが、できあがった爪とぎで猫がガリガリスリスリしているのを見ると嬉しいものです。

わたしはいつも撮りだめしておいたドラマや映画を見ながら、のんびり作っています。

大きめのサイズにするには、そこそこの数のダンボールがいるので、数か月かかってやっとひとつ完成のときも。コスパがいい!とは言えないかもしれないけれど、ぼーっとテレビ画面を眺めながらの手作業には、ちょうどよかったりします。

余ったダンボールがあるときにでも、ぜひ作ってみてくださいね!