日々、ねこ食パンを焼いて満足していたのですが、
![エトコ](https://Etoko.net/wp-content/uploads/2019/04/etokoQuestion.png)
猫の食パン型があるなら、パンケーキ型もあるんじゃない?
と思いついて探してみたら、ちゃんとありました。
シリコンゴム製のヨシカワ 珈琲屋さんの厚焼きパンケーキリング(ネコ)。
100均のセリアにもありますね。
ステンレス製ではタイガークラウンのパンケーキリングのネコ型。
この記事では
- ステンレス製のパンケーキリング
- パンケーキリングを使った分厚いホットケーキの焼き方
- パンケーキリングを使ってきれいに焼く方法
について説明していきます。
この記事で使用しているのはステンレスのパンケーキリングですが、シリコンゴムにも共通する部分があると思うので参考にしてみてください。
側面をこんがり焼くなら
ステンレス製パンケーキリング
![猫の形をした食パン型とホットケーキ型](https://Etoko.net/wp-content/uploads/2020/04/2020030602.jpg)
わたしが購入したのはステンレス製のパンケーキリングです。
ステンレス製を選んだのは、シリコンゴム製の注意事項に「上限を超えた温度になることがあるため鉄製のフライパンでの使用はしないでください」とあったから。
わが家のフライパンはほうろう加工の鋳鉄もの。
以前、シリコンゴムのヘラを溶かしたことがあったんですよね……。
うん、シリコンゴムはやめとこか。
もしかするとホットケーキ以外に肉やジャガイモを詰めてオーブン焼きで使うかもしれないし、ステンレスにしておこうとなりました。
サイズ感は24cmのフライパンで1個。
2個のせると底が浮き気味。
流れにくいぼってりした生地だと2個のるかな?と思えるんですが、きれいに焼くなら1個が無難。
![エトコ](https://etoko.net/wp-content/uploads/2019/04/etoko.png)
2個のせるとひっくり返すときの難易度があがりそう
パンケーキリングを使った
ホットケーキの焼き方
参照したのは小菅陽子さんの型なしでも分厚く焼ける『ホットケーキ』のレシピ。
参考 小菅陽子さんのホットケーキみんなのきょうの料理材料 (直径14cm4枚分)
【A】 ・薄力粉240g
・ベーキングパウダー小さじ2
・砂糖80g
・卵2コ
・牛乳160ml
・メープルシロップ適量
・バター
ホットケーキ みんなのきょうの料理より
![エトヲ](https://Etoko.net/wp-content/uploads/2019/04/etowooishii.png)
ボリューミーで食べごたえあるやつだ
焼く前まではレシピ通りに作業を進めます。
シリコンゴムを予熱してはだめです。溶けることがあります。
ホットケーキの側面にこんがり焼き色をつけない場合は、フライパンのみ予熱します。
返した面を見て焼き色が強すぎる場合は、火加減をとろ火に落とします。
ドロリとした生地がついてくる場合は、2分間ほど焼き足します。
焼く前にフライパンにも薄く油を塗り足しておきます
パンケーキリングを使って
きれいに焼くコツ
![ネコ型ホットケーキの上にバターがのっていてメープルシロップをかけているところ](https://Etoko.net/wp-content/uploads/2020/04/2020030611.jpg)
パンケーキリングを使用してホットケーキをきれいに焼くには、いくつかコツがあります。
使用する生地やパンケーキリングの種類によって多少の違いはありますが、コツは以下の5点です。
- フライパンと型の油はごく薄く塗る
- パンケーキリングを予熱しておく
- 生地は線の位置まで
- フタをして焼く
- 火加減はずっと弱火
1.フライパンと型に油をごく薄く塗る
ホットケーキをきれいな色に焼くときは、フライパンに敷く油(バター)はごく薄く塗るとよいですよ。
どのくらいかというと、小さじ1/4ほどの油をキッチンペーパーで伸ばしていくぐらいうすーくです。
![エトコ](https://Etoko.net/wp-content/uploads/2019/04/etokoehehe.png)
バターはいい香りで焼けるからたっぷり使いたいとこだけど、焦げつきやすいのだ
パンケーキリングにも同じように薄く油を塗ります。
最近、わたしが使っているのはZEROというスプレー式離型油。
プシューっとスプレーしてキッチンペーパーでつきすぎた油を拭うだけでおしまい。
これまでZEROを使っていてパンケーキリングに生地がくっついたことはありません。
パンケーキリングの型離れが悩ましい方におすすめ。
![](https://Etoko.net/wp-content/uploads/2020/03/2020021301-520x300.jpg)
2.パンケーキリングを予熱で温めておく
パンケーキリングを予熱しておくと、ホットケーキの側面にこんがりとおいしそうな色がつきます。
これはステンレス製のみできること。
シリコンゴムの予熱は溶けるかもしれないので、やめたほうがよいかと。
パンケーキリングが2個あるなら、ひとつ焼いている横(フライパンの空いてるところ)で空のリングを予熱すると効率がよいですね。
![ネコ型ホットケーキの側面にこんがりと色がついている](https://Etoko.net/wp-content/uploads/2020/04/2020030603.jpg)
![ネコ型ホットケーキの側面にこんがりと色がついている](https://Etoko.net/wp-content/uploads/2020/04/2020030603.jpg)
側面に色をつけない場合は、パンケーキリングの予熱をしないで焼くと白っぽく焼けます。
色がつかないだけで生焼けではないですよ。
![ネコ型ホットケーキの側面を生地の色のまま焼き上げている](https://Etoko.net/wp-content/uploads/2020/04/2020030604.jpg)
![ネコ型ホットケーキの側面を生地の色のまま焼き上げている](https://Etoko.net/wp-content/uploads/2020/04/2020030604.jpg)
ホットケーキに添えるフルーツやトッピング、生地に混ぜ込んだ具材の色との相性を考えるのも楽しいですよね。
![エトコ](https://etoko.net/wp-content/uploads/2019/04/etoko.png)
![エトコ](https://etoko.net/wp-content/uploads/2019/04/etoko.png)
抹茶やカボチャ入りの色つきの生地のときは側面の焼き色がないほうがきれいだよ
3.生地は線の位置より上には入れない
![パンケーキリングの線の位置まで生地を入れている](https://Etoko.net/wp-content/uploads/2020/04/2020030605.jpg)
![パンケーキリングの線の位置まで生地を入れている](https://Etoko.net/wp-content/uploads/2020/04/2020030605.jpg)
私の使っているパンケーキリングには生地を入れる目安線があります。
リングの高さの半分の位置(2cm)。
低いかな?と思えるほどなのだけど、どんどん膨らんで型いっぱいになるから大丈夫。
線より多く生地を流し込むと……
ひっくり返したときに盛大に生地が飛び出します。
びっくり笑えるくらいはみ出すんですよ。
下の画像の比じゃないほど、べちゃーっとね。
![エトコ](https://Etoko.net/wp-content/uploads/2019/04/etokoehehe.png)
![エトコ](https://Etoko.net/wp-content/uploads/2019/04/etokoehehe.png)
めんどくても線は守ろうね
![ひっくり返したパンケーキリングから生地がはみ出している](https://Etoko.net/wp-content/uploads/2020/04/2020030607.jpg)
![ひっくり返したパンケーキリングから生地がはみ出している](https://Etoko.net/wp-content/uploads/2020/04/2020030607.jpg)
線の位置を守って生地を入れても少しはみ出します。
このはみ生地ね、このまま焼いたらおいしいの!!
![パンケーキリングからはみ出した生地をターナーで切り離している](https://Etoko.net/wp-content/uploads/2020/04/2020030608.jpg)
![パンケーキリングからはみ出した生地をターナーで切り離している](https://Etoko.net/wp-content/uploads/2020/04/2020030608.jpg)
じわーっと型から切り離して、
![リングから切り離されたはみ出した生地](https://Etoko.net/wp-content/uploads/2020/04/2020030609.jpg)
![リングから切り離されたはみ出した生地](https://Etoko.net/wp-content/uploads/2020/04/2020030609.jpg)
切り離した部分だけこのままひっくり返して焼いてみて。
このはみ生地、サクッと香ばしくてうまいんだわ~。
![待ってるだけのエトヲ](https://Etoko.net/wp-content/uploads/2019/04/etowoegao.png)
![待ってるだけのエトヲ](https://Etoko.net/wp-content/uploads/2019/04/etowoegao.png)
こういうおいしいところをつまめるのは焼いてる人の特権だな
![焼き係エトコ](https://Etoko.net/wp-content/uploads/2019/04/etokoihihi.png)
![焼き係エトコ](https://Etoko.net/wp-content/uploads/2019/04/etokoihihi.png)
ちびっとおすそ分けしてあとはひとりじめ~
4.フライパンのフタをして焼く
![パンケーキリングの中で生地がふんわり膨らんでいる](https://Etoko.net/wp-content/uploads/2020/04/2020030606.jpg)
![パンケーキリングの中で生地がふんわり膨らんでいる](https://Etoko.net/wp-content/uploads/2020/04/2020030606.jpg)
生地をパンケーキリングに流し込んだら、すぐにフライパンのフタをして蒸し焼きにします。
ひっくり返したあともフタをして。
最初から最後までフタをしっぱなしで焼くのがポイント。
表面のこんがりきれいな色づきをキープしつつ、生地の中心までしっかり火を通すためにはフタが必須。
フライパンのフタを持ってない場合は、手持ちの鍋のフタをパンケーキリングにかぶせておきましょう。
![エトコ](https://etoko.net/wp-content/uploads/2019/04/etoko.png)
![エトコ](https://etoko.net/wp-content/uploads/2019/04/etoko.png)
鍋フタに生地がつかないよう生地は少なめに
5.火加減は常に弱火で焼く
パンケーキリングで焼くホットケーキの最難関は火加減です。
いつものホットケーキの感じで焼いたらこう なります。
![火加減を間違えて黒く焦げついたネコ型のホットケーキ](https://Etoko.net/wp-content/uploads/2020/04/2020030610.jpg)
![火加減を間違えて黒く焦げついたネコ型のホットケーキ](https://Etoko.net/wp-content/uploads/2020/04/2020030610.jpg)
真っ黒こげにならないよう、火加減は常にとろ火~弱火で。
1枚目を焼くときに、ひっくり返した面の焼き色を見て調節し、あとはずっとその火加減のまま最後まで焼き続けると失敗しません。
竹串を刺したとき生っぽい場合は、火を強めるより焼き時間を数分追加してみてください。
火加減を強めるときは、ほんのちょびーっと強まったかどうか微妙なくらいからで。
参考レシピ
この記事で参照した小菅陽子さんのホットケーキレシピは、もともと分厚く焼けるものでした。
ぼってりとしていてパンケーキリングの底から流れ出ることもなく、型離れも問題なしの扱いやすい生地です。
サラリとしたオイルを含む生地では違う結果になるかもしれません。
サラサラ生地ではどうなったのか、今後試してみますね。
![](https://Etoko.net/wp-content/uploads/2019/04/2019030301-520x300.jpg)
![](https://Etoko.net/wp-content/uploads/2019/04/2019030301-520x300.jpg)
![](https://Etoko.net/wp-content/uploads/2019/04/2019030301-520x300.jpg)
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![](https://Etoko.net/wp-content/uploads/2019/04/2019030302-520x300.jpg)
![](https://Etoko.net/wp-content/uploads/2019/04/2019030302-520x300.jpg)