いつもなら用途を先に決めてからモノ作りをするのだけど 、落ちワタふきんに刺し子でおめかししたときは何も考えておらず、作ってみたかったから作ったという感じでした。
せっかく作ったからには使って楽しみたい刺し子のふきん。
そこでキッチンをぐるりと見渡して考えてみました。
刺し子の落ちワタふきん
どう使う?
刺し子の花ふきんは、ほこりよけやお手拭きに使うときれいな模様を楽しめますね。
ところが、わたしが作った刺し子の落ちワタふきんは、花ふきんのようには使えないんです。なぜかというと、半分に折って2枚重ねで刺したものなので、手ざわりかための小さめサイズ。
あの花ふきんのやわらかな感じがないんだよねぇ
- 鍋敷き
- ポットマット
- オーブンウェア(グラタン皿)の下に敷くマット
あたりがよさそうで、いま欲しくもある。
これ全部、刺し子の落ちワタふきんでいけるんじゃない?
刺し子の落ちワタふきんを使いまわせば、用途別のマット類を作らなくてすみそうです。
刺し子のふきん
マットの代わりに使ってみよう
思いついたら即実践。
それぞれの用途で使ってみたら、ぴたっとはまっていい感じでした。
マット類って思いのほか汚れがつきやすいですよね。
刺し子の落ちワタふきんは汚れが目立ちにくくて、汚れたときにジャブジャブ気兼ねなく洗えるのもいいところ。
鍋敷きとして使う
お鍋をテーブルに出したり、配膳トレーにセットするときに使います。
大きなお鍋をテーブルに出すときは2~3枚重ねで。
ストウブ使いならトリベットはどうかと考えて、取り扱いのあるお店へ実物を見に行きました。実物を持ってみて、予想より重かったので購入は見送ることに。
わが家ではひとりにひとつ、小さなお鍋で蒸し料理を作ります。
ひとりごはんのときはこの小さなお鍋でごはんを炊いて、そのまま鍋飯とかしちゃうことも。
熱々のままトレーにのせると、板が傷んでしまうので敷くものが必要なんです。
これまでは、小さめのマットやハンドタオルを使っていました。
これが結構よごれちゃって、そろそろ変えたかったんだ~
たまたま、持っているお鍋と刺し子糸の色がぴったり。
サイズもほどよく、ふたを開けて鍋縁にかけたときの液だれでトレーが汚れることもなくなりました。
写真は10cmサイズのココットです。
オーブンウェアの下敷きとして使う
グラタンやオーブン料理をよく作るので、鍋敷きと同じように使えるものが欲しいと思ってました。
ストウブの小さなお鍋と用途はほとんど変わりません。
洗っても汚れが落ちない面を折って、隠して使えるのもいいよ
オーブンウェア用のマットより、刺し子の落ちワタふきんのほうが使いやすいと感じたのは、折りたためばジャストサイズに変えられるところ。
小さくたためば10cmの小さなお鍋サイズ、三つ折りにすると約19cm(底は15cmほど)のグラタン皿に合うサイズになります。
ポットマットやコースターとして使う
刺し子の落ちワタふきんをポットマット&コースターとして使っています。
お気に入りの黄色いティーポットはカップにお茶を注いだあと、必ず液だれしてしまう。
ポットの液だれはどうにもしようがない。
ならば刺し子の落ちワタふきんで受けてしまおうぞ!てな具合です。
わが家のカウンターで常にスタンバイ状態のお茶セット。
ポットの中身はルイボスティーやラズベリーリーフティー。
いつでも飲めるようにグラスとセットで置いておくと、ちょっと通りがかったときにチビチビ飲めるのでちょうどよいのです。
何について
すっきりさせたいか考える
思いがけず、色々に使えることに気がついた刺し子の落ちワタふきん。
わが家ではマット類の代わりに使っていますが、ほかに洗面所やペットまわりでも使い道は見つかりそうです。
マット類はタオルで代用できるので、あえて持つ必要はないかもしれません。
実際、しばらくの間ハンドタオルを使っていましたし。
でもね、ちょっと味気なかったんだな
すっきり暮らすことにこだわりすぎて、手づくりのものを使う楽しさを忘れそうでした。
手間はかかるけど手づくりのものを暮らしの中で使いたい、使ってみたい。そういう好奇心からくるもの作りはすごく好き。
改めて、自分の気持ちに気づいてすっきり。
自分の気持ちや、感覚に逆らわないシンプルな暮らし方をいつも考えてます。
それでも情報に流されて、自分の気持ちをうっかりおいてきぼりにしまうこともあります。
ものが中心というより、気持ちが中心でありたい。
ふいに立ち止まってしまったとき、そのときの自分にとってなにが大切なのかを、自然と決められるようになるのが理想です。