【2019年2月追記しました】
太目の糸で練習を重ねて、そろそろ大丈夫かな?と思い、40番のレース糸でモチーフを編んでみました。
ぜーんぜん大丈夫じゃなかった…
へたっぴで見苦しいのですが、今後の上達を楽しみにしての画像アップです。
画像の左がかぎ針で編んだレース(クロッシェ)。
右がシャトルで結んだレース(タティングレース)。
どちらも同じ糸で編んでいるのに、手触りや雰囲気の違いが面白い。
タティングとクロッシェ、手触りの違い
ふわふわとやわらかい手触りで、ぽってりとしたやさしい雰囲気なのはクロッシェレース。糊づけしてもやわらかい手触り。
しっかりとしてかための手触りで、うすく華奢な雰囲気のタティング。一度きちんと糊づけすれば型崩れしにくいです。
タティングとクロッシェ、使用糸の違い
タティングとクロッシェ、どちらも同じレース糸で編むことはできます。
とはいえ、編み方の違いにより編みやすい糸には違いがあります。
クロッシェレースで使う糸
かぎ針で編むクロッシェレースは、目を拾いながら編みます。
慣れるまでは、どこの目を拾えばよいかわかりづらかったり、きちんと目を揃えて編むコツがなかなか掴めなかったりします。
撚りのあまい糸から、張りのある糸まで使えます。
- 初心者の場合は、10番~20番ぐらいまで。
- 編むのに慣れてきたら、40番以上。
- もっと挑戦するなら、80番ぐらい。これ以上は目が拾えないのではないでしょうか。
10年間ドイリーを編んでるけど、100番は今でもわたしには無理。トルコの『オヤ』で使う80番でぎりぎり くらいだよ
タティングレースで使う糸
シャトルを使って編むタティングレースは、糸を結んで目を作っていきます。
糸を移すという最初のところがクリアできれば、目を揃えて編むのは簡単です。目を拾う必要がないので、手元を見なくても編むことができます。
撚りが強めで張りのある、滑りのよい糸を使います。
- 初心者の場合は、20番ぐらい。10番の糸は撚りがあまいものが多く、編みづらいです。
- 編むのに慣れてきたら40番(DMC30番)~80番。
- もっと挑戦するなら、キルト糸や絹糸など細さの上限なし。
タティングには針を使うニードルタティングの技法もあるけど、ここではシャトル使用時のみに絞ってるよ
初心者さんに!タティングとクロッシェの両方で使えるレース糸
編みやすい糸に違いのあるタティングとクロッシェですが、どちらでも使えるレース糸はあるのでしょうか?
もちろん!いい糸があるよ
レース編み初心者の方におすすめしたいのは、DMCコルドネスペシャルの20番。
DMCのレース糸にはセベリア、コルドネ、スペシャルダンテルがあります。(全て持ってます)どれも編みやすく、きれいに仕上がります。
3種類で実際に編み比べてみたところ、タティング、クロッシェの両方で使いやすいのはコルドネでした。
スペシャルダンテルは80番手なので太さが違い過ぎて参考にならないのですが、一応編んでみました。
レース編みを初めて間もないころは、何度もほどいて編みなおしをしてしまいがち。
撚りがあまいレース糸は何度もほどくとヨレヨレになってしまうので、ある程度編み慣れてきた人向けです。
20番手の細さになれてきたら、オリムパスの金票40番もおすすめです。
ツヤがあり、撚りがほどよく強めで、タティングとクロッシェどちらを編んでもきれいに仕上がります。
初心者さんにはおすすめできないレース糸
練習にはいい糸、いい道具を使うと、上達が早くなります。
特にクロッシェレースは顕著です。
細いレース糸をすくいやすく、持ちやすいかぎ針と、糸割れしにくくほどよい張りのあるレース糸が揃うと、編むコツをつかむのが早いです。(自分で実感しました)
タティングレースのシャトルはどれも大して変わらないので、安いものでよいかと。ただ、レース糸だけは張りがあり、滑りがよいものを使ったほうがよいです。
ちなみに、100均のレース糸は撚りがあまく初心者向きではありません。
何度もほどいて編みなおすとボロボロになってきます。ある程度慣れてから100均のレース糸を使うのがよいですよ。
編み図と使用糸
はじめてさんでも編めるように、写真つきの解説があります。
ねじれやすく、一般的な40番手の糸より細いです。
少々扱いづらさを感じました。